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院長ブログ

四十路記念 富士山登山2018年9月1~2日

2018.09.05

きっかけ:

思い起こせば去年の年末に地元の仲間とあった時だった。。。

「四十路記念に富士山登ることになったから」

その軽い言葉をあとで痛い目にあうのである。

山なめ:

※山なめとは、山に対してなめた行動をとる輩をさす

8/31 過去最大規模の台風が北上してる最中、登山者向け天気予報によれば登山困難の予報がでて、私たちのグループラインもざわつき出すが、この日の為に大枚をはたいてゲットした山グッズの為に仲間たちはどうにかなるだろうという安易な考えのまま、前日にもかかわらずジンギスカンに食す者、ホテルで一杯ひっかける者で夜半過ぎまでそれぞれの宴を楽しむのである。

今思えば山なめであった。

登山初日:

天気予報が良い方にハズレて雨が降らず、我々山なめはテンションもマックスになる。

東京から富士5合目までのバスは修学旅行気分ではしゃぎ、他の乗客に怒られる輩・・・

5合目到着した時点で、まさかの高山病に早速かかる輩とこれからの前途多難さを物語っている。

登山開始:

1時間ほどカラダを慣らすため食堂などで時間を費やし、いざ出発。

2300mの高さからの登山、普段歩き慣れてないシューズや重い荷物、前日の宴のせいか息が上がりやすく30分に1度の休憩を小まめにとる。

8合目太子館到着:

4時間ほどで今夜お世話になる山小屋『太子館』に到着。

晩御飯ライスカレーを食し、やることが無いので寝床へと移る。

四十路の疲れを癒すため、5人のオヤジ達をマッサージして夜中の出発に備える

2日目の悪夢:

運悪く隣りに寝ていたY川のイビキ、H岡の寝返りタックルに合い2時間で目が覚め出発の時間までウダウダしていると、

遠くの方からどこかのツアーガイドの説明がうっすら聞こえてくる。

「・・・残念ではありますが、このどしゃ降りではこれ以上の登山は危険が伴うため中止にします・・・。翌朝まで待機して下山しますので・・・」

どしゃ降り・・・?

私は昨日の天気が持ったことに今日の御来光をどこかで期待していた部分があり、耳を疑った。

一人山小屋を出ると、外はガスががり、どしゃ降り・・・

難民キャンプばりに登山者たちは通路に肩を寄せ合い座り込んでいる。

これはイカン・・・

部屋に戻り、続々と起きてきた仲間に現況を報告し、これからの我々の計画を立て直す・・・つもりが、さすがは山をなめた輩たちである。

「でもさ・・・、なんとかなるんじゃね?」

これが鶴の一声となり、準備する。

登山開始:

時折吹き荒れる雨や風、

一寸先はガスがかりヘッドライトでも思うように目の前が見えない恐怖。

標高が高くなるにつれ酸素の薄さに息があがるつらさ。

そして長時間雨にさらされたカッパや手袋は次第に雨で染みてきて寒さに凍えてくるのである。

何度も心が折れかかり、我々の口数も徐々に減り

休憩時に使う酸素スプレーだけが頼みの綱になる。

登頂:

4時間の登山の末、ようやく頂上の鳥居をくぐることに。

嬉しさよりも安堵の気持ちが強かった。

これで御来光が見える。

山小屋で暖を取ることが出来る。

あったかいカップラーメンが食べれる。

・・・みんながそう思ったに違いない。

現実は甘くなかった。

山小屋には食事をとる為の長蛇の列。

吹きさらしに震える登山者。

真っ暗闇でただただ降り続ける雨。

どこにも休める場所はなかった。

『帰ろっか・・・』

滞在時間10分。

我々の目指すべき場所は5合目になった。

御来光みたかったな。

あったかい山小屋でカップラーメンをズルズルすすりたかったな。

パンパンに溜まった膀胱を放出したかったな。

そんな恨めしいコトを想いながら我々一向は頂上を後にする。

飽き飽きした下山

約4時間変わり映えのない下山ルート。

「あー。飽きた。」と我々は何回言ったであろう。

7年越しのトレッキングシューズの末路

私が今回履いていたマムートのトレッキングシューズ。

屋久島に行くために買った、これからもずっと履いていこうと奮発して買ったシューズ・・・

下りの砂場でソールが剥がれ、ガムテープで補強したのも時すでに遅し。

帰らぬ靴となる。

ありがとう。マムートのトレッキングシューズ。

5合目ゴール:

朝8時30分にようやく5合目に到着。

この時が一番嬉しかった。

あー。我々のチャレンジが終わったんだと。

勉強になったこと:

富士山はご来光目当てに行くものである。

具合が悪い時は無理は禁物である。

雨風が強い時は頂上は酷いことになっている。

どんなに良いものを買っても雨はしのげない。

一人でくじけそうな人は仲間と行けばなんとかなる。

結果:

またなんやかんやで行くんだろうなと思う。

その時まで、

富士山を周りから眺めることにしよう。

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